「IPモノ」と「シリーズ」の違い
やってしまった……1ヶ月も空いてしまった。
最近は生活習慣の改善に取り組むために、
食事の時間を正し、帰宅時間を早めているんだけど
帰宅してからやりたいことは相変わらずいっぱいで
寝る時間は一向に改善されない……。
「テイルズオブアスタリア」
最初はそこそこ楽しみにしてた程度だったんだけど、
始めてみたらよく出来ててハマってます。
合わせて、平行してプレイしていた「テイルズオブリンク」との違いが
見えてきたのでレビューしつつ比較をば。
▼いきなりラスボス戦から始まるストーリー
ループもののストーリーのようで、いきなり6人のテイルズキャラで
ラスボスに挑み、何らかの攻撃で記憶を失って振り出しに戻るところから
ストーリーが始まる。
この展開はある種王道だけど、スマホゲーでは見たことなかったなあ。
最初の感情移入がしやすいからとても有効だと思う。
かつ、クレス・ロイド・ルーク・ソフィ・ユーリ・ミラという布陣は
かなりバランスとれてて熱い。
王道主人公タイプ、曲者系、できた人間系の3種にキレイに分かれてる。
テイルズファンならこの時点でグッと来る。
かつ、ステージ攻略はその6人のキャラを軸として6編存在する。
選んでいる章によって同じ場所でもストーリーが変わり、
場合によってはそれぞれが絡むのでロックされたりもする。
このやり方は三国志パズルも採用していたけど、
オムニバスストーリーを展開できてGood。
▼アクションバトルとクロススライドバトルの2本立て
肝心の遊びの部分。
ステージに入ると、まずはタイミングアクションのパート。
ここはいわゆるボーナスポイントで、次のクロススライドバトルに
有利なバフや先攻が取れる場所。
ただのオマケと思いきや、進んでくるとココ超重要。
アクションバトルは5匹のモンスターが近づいたらタップして撃破する遊びで、
5体倒すとクロススライドバトルの敵とエンカウント演出。
クロススライドバトルは5人のパーティの色合せゲーム。
パーティそれぞれの属性を場の5つの色に当てはめていく。
出てくる5色はランダムだが、同じ色を配置すれば連続攻撃、違えば単発攻撃となる。
かつ、各スロットには色だけでなく回復や秘奥義ゲージ(OL)などのバフも1つずつ付属していて、
状況によってどのスロットに誰を置くかが重要になる。
シンプルだけど結構振れ幅はあって面白い。
テイルズファン的に嬉しかったのは「秘奥義」の立ち位置。
OLが貯まると秘奥義ボタンで使用できるのだが、パーティの通常攻撃中のどのタイミングでも押せて、
秘奥義発動のタイミングを任意で選べる。
もともとテイルズの秘奥義は「トドメは秘奥義で!」ってのを狙ってギリギリで使ったりするので
これはすごく嬉しい。
かつステージクリア時には「秘奥義でトドメを刺した」というボーナスもちゃんとサポートされてて
このへんは完璧だと思う。
▼熱いサウンド
アクションバトルでは歴代テイルズのBGMが流れる。
また、クロススライドバトルのBGMや勝利時ジングル、秘奥義演出等々、
結構テイルズ心をくすぐられる出来になっていて非常に良い。
PVの懐かしのDoAsInfinityで、よく動くし力入ってました。
▼散りばめられたテイルズ要素
・アクションバトルでのエンカウント演出はテイルズおなじみのパリーン
・クロススライドバトルではアップルグミやライフボトルなどおなじみのアイテムを使用可能
・先述の秘奥義(セリフもちゃんとオリジナルに沿ってる)
・ストーリーはフェイスチャット形式
・大人気ルルのネコ派遣
細かい所から基本機能までテイルズを良く踏襲していてファンとしては好印象。
▼「テイルズオブリンク」との違い
・「テイルズオブアスタリア」:レディアントマイソロジーとかをスマホで表現するとこうなる
リンクはオリジナルストーリーで攻めて新たなテイルズのシリーズとしていきたい感じなんだけど、
要素としてテイルズ成分は少なめ、というかツボを押さえていない。
スマホゲーとしては良く出来ているので、IPモノの印象。
アスタリアはスマホゲーとしてのツボを押さえつつ、テイルズファン向け要素を詰め込みまくっている。
一応ストーリーはオリジナルだが、キャラは全て歴代キャラで、オリジナルは存在しない。
それぞれ狙っている層が違うのかもしれないし、iOSはリンクに比べてだいぶ後出しだけど、
個人的にはアスタリアのほうがやってて気持ち良い。
どっちも愛は感じるんだけどアスタリアの方が一歩勝る感じ。
何にせよ、IPモノは愛がないとダメだよね。ツボを押さえそこねると、
肝心のターゲットの中心にそっぽ向かれちゃう。
リンクはイベント打ち過ぎっす。