Excel方眼紙について

ここに来て仕事が過密化。

全然書けてなくてフェードアウトしそうでまずい。

 

Excel方眼紙について

ひょんなことから「Excel方眼紙」について世間でどう思われているかを

目にする機会があった。

 

自分は以前先輩がこの使い方をしているのを見て、

それを真似て作り始めてから今も常用しているのだけれど、

世間的に(主にIT関連者から)は非常に嫌われていることを知った。

 

色々な意見をまとめつつ、メリットデメリットを整理して

今後の自分のあり方を見直していきたいと思う。

 

 

▼色々なサイト

◎美文書作りには「方眼紙」シートを使う

http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20130523/153361/

 

◎みんなの反応】美文書作りには「方眼紙」シートを使う:日経ウーマンオンライン【仕事が早くなるエクセル術】 - ねとなび

http://netnavi.appcard.jp/e/13ys5

 

Excel方眼紙の問題点に関する考察

http://wwolf.web.fc2.com/file/210.html

 

Excelを方眼用紙にして使うぐらいならWord覚えろよwww

http://mc.matome-complate.com/archives/22097613.html

 

Excel 方眼紙にさよならを。

http://www.slideshare.net/akko_babyblue/excel-16453649

 

◎私が EXCEL を使うときに気を付けていること

http://blog.nomadicsamurai.com/article/271723171.html

 

 

Excel方眼紙が使われるシチュエーション

 

(1)レポート系の文書

これについては反対派。あちこちで言われているように、文書と簡単な図程度なら

wordでやれば良い。

Excelは文書「も」作れるだけで、あくまで真価を発揮するのは表計算

 

(2)仕様書/要件定義書

自分は仕様書を書くときにはExcel方眼紙を使用する。

数値の計算も表も必要、図も載っけたい、文書も書きたい。

それをどれか1つのソフトウェアで完結させようとするとExcelが選択される。

 

 

Excel方眼紙のメリット

 

<そもそも編>

(1)Microsoft系のソフトはたいていのビジネスシーンで存在する

AdobeだったりTexだったり、いろんなソフトがあるが

それらはプロジェクト関係者皆がインストールしているとは限らない。

かつ、インストールしたとしても使用できるようになるのに

コストがかかる。

 

その可能性が低い、ビジネスシーンでリテラシーが共有されているのが

Microsoft系のソフトであることが多い。

 

自分だけが編集するなら画像にでもpdfにでもして共有するが、

大概にして複数人が編集するものなのでそれも難しい。

 

 

<技術編>

(1)全体の編集の自由度が上がる

これがほぼ全て。

普通にセルのサイズを調整しているとどこかで表のフォーマットが変わった時に

不都合が起きる。

 

(2)行頭を揃えるのに便利

関係する内容を縦に書き連ねる時にどの位置でも行頭を揃えやすい。

 

(3)ページの大きさの制限がない

PowerPointやWordは1ページ単位で区切っているので

内容物の量が想定しづらい場合は困ることがある。

Excelはページでの区切りはないのでその点はやりやすい。

 

 

<運用編>

(1)テーブル構成などのデータと画面構成などのドキュメントを1ファイルにまとめやすい

ドキュメントや図を記載するシートは方眼紙にしていても、

計算をさせたりデータ構成を定義する場合は普通にExcel表計算を別シートで使用する。

ファイル内でハイパーリンクも組めるので、

「この部分のマスターデータの構成はこんな感じ」でリンクを組みやすい。

 

ドキュメントはWord、表はExcelとすると2ファイル開く必要があって面倒。

逆にWordは表を貼ったり計算させるのに不便。

 

 

Excel方眼紙のデメリット

 

<技術編>

(1)列の挿入をすると全体の体裁がずれる

どこかに追加挿入したい場合は列ではなくセルを挿入するしかない。

挿入した右の内容物は全てずれるので調整が必要。

 

 ⇒一度どこかに貼り直して内容物をずらすのがやりやすい。

 

(2)結合を多用するのでコピーが不便

方眼セルを結合して普通の表っぽくすることがあるが、

当然イレギュラーな使い方なのでExcelさんはサポートしていない。

 

 ⇒貼り付けの形式を気をつければコピーすることもできることがあるが、

  コピーしたり引用したりする表はシートを分けて方眼紙の部分でやらないのがベスト。

 

(3)印刷がずれる

これはなんとかしたい部分。

ページ区切りがないのはメリットでもあるが、印刷の面では超不便。

 

 ⇒印刷範囲の指定を駆使して、なるべくドキュメント作成は

  1ページの単位を意識するようにするしかない。

 

<運用編>

(1)人のExcelはさわりたくない

もうこれはなんのソフトウェアでも起こりえること。

Photoshopだって他の人のレイヤー構造は理解できないことが多い。

 

 ⇒複数人編集の際はなるべく構造についてルールを設けるしかない。

 

 

▼結論

Excel方眼紙を使っている理由としては

「なんだかんだ一番使い勝手が良いから」というのもありますがそれ以上に

「他にベストなソフトがないから」というのが大きい気がします。

 

Excelが便利すぎるのですが、普通の使い方ではドキュメント制作には向かない。

その穴を縫っているのが方眼紙なだけで、これ以上のものはない!って言って使っている人はそういないのかと。

 

他に便利なソフトあったら教えて下さいm(__)m